パルシステムに入会するには、出資金が必要と聞きました。
出資金とは何ですか?入会金と違うの?
出資金額も気になります。出資なので運用もできるのでしょうか?
出資金と聞くと、投資や資産運用を思い浮かべるんじゃないでしょうか。
実は違います。
簡単にいうと出資金=パルシステム運営支援金です。
ですが、出資金の仕組みを理解して上手にやりくりすると、超低リスクで銀行よりもはるかに高い利率のリターンで運用することができる投資の側面もあります。しかも方法は簡単。
それでは、出資金とは何か?また、出資金の上手なやりくりとは?
こんな疑問や悩みを本記事では解決します。
本記事の内容
- パルシステムの出資金の仕組みを解説
- 出資金のお得な運用方法の紹介
本記事の信頼性
パルシステムとは?
そもそもパルシステムとは何か?を理解することが、出資金の仕組みを理解するうえで必要です。
パルシステムの正式名称ですが、「パルシステム生活協同組合連合会」、つまり生協です。
「営利を目的としない」非営利法人である生協。1人1人の組合員が出し合ったお金(=出資金)で商品を生協が仕入れて、それを皆さんが利用することで成り立っている組織です。
上のグラフはパルシステムの供給高推移と出資金推移です。
供給高や総事業高と難しいコトバが並んでいますので、わかりやすく言いますと以下のメモの通り。
営利目的ではありませんが、順調に事業は伸びていることがわかります。
また、パルシステムの加入者数も年々増えており、2019年度時点で162.6万人加入しています。
今後も私たちのような小さい子供がいる共働き夫婦や高齢者世帯の増加によるニーズ増で、パルシステムの需要はますます高まる一方です。
パルシステム入会に出資金がなぜ必要?
ここまで読んでいただければ、パルシステム入会に出資金がなぜ必要かについて、ご理解いただけたかと思います。
私たちの出資金は、安全・安心の商品づくりや宅配・店舗の運営などに使われます。
そのため、経営基盤を成り立たせて、かつ、堅実なものとするため、加入している私たちに出資や増資の協力をしているわけです。
パルシステムの出資金額はいくら必要?
パルシステムに加入する地域により異なりますが、出資金は一口1,000円~2,000円です。
東京都に住んでる私たちは、一口1,000円になります。
出資金については、加入時に払う必要があります。
入会後も、毎週の注文の際に増資することで、出資金を積み立てることもできます。
増資は任意なので強制ではありませんが、仕組みを理解して上手にやりくりすると、少しお得に運用はできます。運用方法は、次のところで詳しく説明します。
ここまでで、パルシステムの出資金額はいくら必要かを説明してきました。
地域によりますが、1,000円あれば組合員として生協を利用できることになります。
しかも、退会のときに全額返金されるから、実質は出資金も無料ですね。
最低1,000円あれば良いと言ったものの、増資していく場合は、どれくらい出資金を積み立てたかを知りたくなるはず。
このような疑問には、月末あるいは月始めに届く、その月の利用分の請求書をチェック。
この請求書に出資金のご案内という項目があり、出資金残高を確認することができます。
出資金は増資・減資できるの?
先ほどまでの説明で、パルシステムの出資金は、加入後に増資できることは理解できたと思います。減資についても、増資と同じく入会後にできます。
増資は任意ですので、強制ではありません。金額も100円単位で増減でき、また「増資しない」も選択可。
生協としての本音は、注文時に200円の増資(積み立て)をお願いしています。
これは冒頭でも記載した通り、「営利を目的としない」非営利法人である生協として、1人1人の組合員が出し合った出資金で商品を仕入れて、それを私たちが利用することで成り立っている組織だからこそのお願いですね。
増資のメリット、デメリットは?
パルシステムからみた増資の説明でしたが、私たちにとっての増資のメリット、デメリットを考えてみましょう。
まず脱退時には、増資分も含めた出資金が例外を除いて全額返還されるので、安心してください。
この前提の上で、上手にやりくりする方法を説明します。
増資のメリットは、配当が増えることです。
配当は出資金に対して発生するので、増資して出資金を増やせば、配当も増えます。
増資のデメリットは、パルシステムが経営破綻することです。
経営破綻すると、配当どころではなく、出資金すら返還されなくなる可能性が高いです。
(これが先ほどの例外になります)
配当の支払われる時期ですが、例年7月です。
1年間の事業運営で出た剰余利益を、出資金に応じて還元されます(ただし運営状況により、剰余が出ても還元がない場合もあり)
一例ですが、パルシステム東京は2020年7月の出資配当は0.2%です。0.2%分の配当が現金化されるわけではなく、出資積立金に加算されますが、最終的に脱退した時には現金としてもらえます。
ちなみに0.2%という数字。多いと思いました?少ないと思いました?
参考として、2021.5月現在の各銀行の普通預金と比較しました。
サービス | 金利 |
---|---|
パルシステム | 0.2% |
ゆうちょ銀行 | 0.001% |
三井住友銀行 | 0.002% |
みずほ銀行 | 0.001% |
UFJ銀行 | 0.001% |
表を見れば、パルシステムに積み立てる方が100-200倍もお得です。経営破綻のリスクはありますが、国の役所である行政庁が、生協の事業内容をチェックしています。
ですので、いきなり経営破綻のニュースが飛び込んでくることは、限りなく0に近いです。
そう考えると、銀行に普通預金で預けるよりメリットがはるかに大きい財テクです。
減資のメリット、デメリットは?
今度は、私たちにとっての減資のメリット、デメリットを考えてみましょう。
減資のメリットは、手元のお金が増えることです。
現金化しておけば、お金が急に必要な場合、対応しやすいです。
減資のデメリットは、配当が減ることです。
当然ではありますが、配当は出資金額に対する割合なので、出資金額が減ると配当も減ります。
利用割戻し制度もお得
先ほどの出資配当で、1年間の事業運営で出た剰余利益を、出資金に応じて還元されますと言いました。
実は、まだお得な制度があり、それが利用割戻し制度。
簡単に言うと、使ったお金の一部が還ってくる制度です。
またしてもパルシステム東京の例ですが、2020年7月に適用された利用割戻しは0.16%でした。
2019年4月1日から2020年3月31日の商品利用額に対して、0.16%割引されて、翌月度の購入額から割り引かれるシステムです。
例えば、月10万円利用している人は、年間120万円の商品利用額。
120万円 x 0.16% = 1,920円の割引きになります。
めっちゃお得という訳ではないですが、チョット嬉しいですよね。
このような利用割戻し制度もあるので、パルシステムはお得です。
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解約時に出資金はどれくらいの期間で戻ってくるの?
パルシステムの解約時には、増資分も含めた出資金が全額返還されることは、既にお伝えの通り。
では、解約時に出資金がどれくらいの期間で戻ってくるのか?について、最後に説明します。
一般的には、脱退手続きが完了した後、2か月程度で指定した口座に返金されます。
返金された連絡はパルシステムからありませんので、自分で確認してください。
2か月経っても振り込まれない場合は、問い合わせた方がいいですね。
まとめ
この記事では、パルシステムの出資金について、どこよりも詳しく説明してきました。
また、パルシステムを使ったお得な運用方法も紹介しました。
- パルシステムの出資金の仕組みを解説
- 出資金のお得な運用方法の紹介
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